一般社団法人ボランティアステーションin気仙沼 ☎ 0226-23-08999:00〜17:00(火曜定休)

ボランティアステーションin気仙沼 立ち上げのきっかけ

ボランティアステーションin気仙沼の立ち上げのきっかけとなったのは、私自身が仮設住宅に入居して感じたことがもとになっています。

私は水梨小学校住宅に入居しましたが、入居されている方のほとんどの方が、お互いに初対面で、共同での生活に強く不安を持っていることを感じました。
私は仮設住宅の自治会長として40世帯の皆さんの名前と顔を覚えるために、毎日一軒一軒を廻りました。

始めは私だけの活動でしたが、徐々に皆さんが声を掛け合うようになり、環境が好くなりました。仮設住宅に入って2か月もすると、自分や廻りの皆さんの生活も落ち着いてきたため、今度は、他の仮設住宅との繋がりをつくって協力し合えればと、70ヶ所の仮設住宅を訪ね歩きました。各仮設住宅でお話を聞き、困っている方があれば、出来る範囲で対策を考え対応するなどの活動を続けているうちに、多くの問題が浮かび上がりました。

夏場、浄化槽が匂う、すぐに満杯になる。
冬場、結露がひどい、水道が凍結する、風呂に追い炊きが無い、玄関が凍って開かない、街灯が無く暗くて怖いなど。
こうした問題を皆で一丸となって一つ一つ解決していくためには、皆が集まり、協力しあって取り組む必要があります。そのための活動場所や、母体となる組織が必要であると考え、多くの皆さんの力を借りながら、ボランティアステーションin気仙沼を立ち上げることにしました。

仮設住宅・みなし住宅だけでなく、在宅の方々も大変苦労して生活をされています。そうした苦労されている皆さんが、お互いに支え合い、日々、楽しさを感じ、気持ちのやすらぎを感じられる生活をしていくために重要なのは、地域のコミュニティであると考えます。多くの皆さんが、地域のコミュニティを確かなものにするために、できるだけのお手伝いをしていきたい。日々ご苦労されている皆さんが、少しでも充実した暮らしを得られるような活動を続けていきたいとかんがえています。

これから、しばらくすると、災害復興住宅の建設が始まります。公営住宅ができれば、仮設住宅にお住まいの皆さんが順次入居されることになるでしょう。復興公営住宅も、家賃設定は通常の公営住宅と変わりませんし、おそらく、仮設住宅で受けていたような様々な支援も少なくなっていくでしょう。

そうしたときに、仮設住宅でやっと出来たコミュニティが維持できるかどうかが大きな課題になると考えています。悲しいことですが、他地域の災害の際には、こうしたタイミングで、近隣のコミュニティに参加できなかった一人暮らしのお年寄りが孤立してしまい、孤独死などの問題も起きたと聞きます。しかし、私たちの気仙沼では、そういった孤立するような方を出したくありません。

ボランティアステーションin気仙沼は、そうした問題意識から、全ての被災された皆さんが協力し、支え合い、一人の孤独死も起きないような、しつかりとした地域コミュニティを作り、このコミュニティを多くの皆さんに共有していただけるよう、積極的な取り組みを行っていきたいと考えています。