気仙沼市の復興の状況や、仮設住宅、まちづくりなど、被災地・気仙沼のリアルタイムをお話しいたします。
また、三陸地方の災害の歴史を比べながら、東日本大震災の発生当時に必要と感じたことや、重要だと感じた点を中心に、自らも被災し被災地の支援に取り組んでいる気仙沼の地元スタッフが語り部として同行いたします。
東日本大震災 語り部 ガイドツアーの内容
語り部スタッフが、東日本大震災の発生当初に実際に避難したルートを辿りながら、東日本大震災の発生当時の状況と現在の気仙沼市の状況の説明をいたします。また、東日本大震災での体験から学んだ防災の必要性を、三陸地方の災害と産業の歴史を踏まえながらお話しいたします。
気仙沼市について
宮城県気仙沼市は、宮城県北部の太平洋沿岸に位置し、人口約7万人。水産業と観光を中心に栄えた都市でした。特に、マグロ・カツオ・サンマは日本有数の水揚げ高を誇り、市内中心部から北の唐桑半島沿岸はリアス式海岸が特徴の美しいまちです。
気仙沼市を含む三陸地域は津波の常襲地帯で、近代に入ってから幾度となく津波に襲われました。1896年の「明治三陸大津波」では死者27,122人。1933年の「昭和大津波」では3,008人。1960年の「チリ地震津波」では142人の死者が発生しました。2011年3月11日の東日本大震災では、地震により発生した津波被害に加え、湾口に設置された石油タンクから重油が流出して発生した大規模火災により、特に水産加工やその他連産業が集積していた市中心部は壊滅的な被害を受けました。
1. 東日本大震災と津波の規模
発生日時 | 2011年3月11日14時46分 |
---|---|
津波高 | 最大27m |
震源 | 北緯38.1度 / 東経142.9度 / 深さ24km |
規模 | マグニチュード 9.0 市内震度: 赤岩 6弱 / 笹が陣 5強 / 本吉町 5強 |
被害 | 浸水面積: 18.65km2(気仙沼市全体の5.6%) 焼失面積: 2.38km2(市全体の0.7%) 地盤沈下: 最大74㎝ |
2. 東日本大震災 人的・物的被害
人的被害 | 死者: 1,041人(2014年1月14日現在) 行方不明者: 市内 236人(2014年1月14日現在) 関連死認定者: 107人(2013年11月14日現在) |
---|---|
住家被害棟数 | 26,045棟(2013年4月30日現在) |
被災世帯数 | 9,500世帯 |
避難所 | 避難所数: 105箇所(2011年3月最大時) 避難者数: 20,086人(2011年3月最大時) |
仮設住宅 | 応急仮設住宅: 3,198戸(2013年4月30日現在) 見なし仮設住宅: 2467件 4,320人(2011年9月30日現在) |
被災事業所 | 被災事業所: 3,314事業所(全事業所の80.7%) 被災従業員: 25,236人(全従業員の83.5%) 被災漁船: 約3,000隻(全漁船の84.1%) |
災害廃棄物 | 災害廃棄物: 967,900トン(2013年1月21日宮城県発表) 災害堆積物: 674,500トン(2013年1月21日宮城県発表) |
※お時間や目的によって柔軟に対応いたします
- バスで見学したい
- 実際に歩いて体験したい
- 講演(セミナー)形式で説明を受けたい、など
ご旅行の目的や所要時間にあわせて柔軟に対応いたします。
また、隣接する「気仙沼さかなの駅」様の全面的な協力をいただき、新鮮な気仙沼の特産品などもご紹介いたします。
語り部スタッフは東日本大震災当初、実際に被災し避難した体験があります。本物の「生の声」をぜひお聞きください。
料金等は人数や時間などによって柔軟に対応致します。まずはご相談ください。
お電話/FAXによるお問合せ
☎ 080-2831-0133営業時間:午前8時30分~午後5時30分・毎週火曜日定休